この間よく行っているワルン(食堂)でローカルの男友達と遭遇しました。
私も1人で彼も1人だったので、並んでご飯を食べていた所、隣のテーブルに日本人の男子チームが同じく食事にやって来ました。
そして彼らの1人が席に着くなり、私の事をまじまじと見て「日本人ですか?!」と話しかけて来たので、「そうですよ」と答えると、それに引き続いて隣にいた私の男友達に対して「じゃあ、貴方はジゴロなの?!」と、酔ってもいないだろうにストレートに聞いてきました。
※ジゴロとは女性のお金で生活をしている男性の事、ヒモともいう。
ローカル男性と外国人女性が一緒にいる場合、このような関係が成り立っていることも多い。
こうしてジゴロの定義と向き合ってみると、旦那はまさに該当しているのでは無いだろうか…。
だけど旦那に関してはジゴロといえる程の”甲斐性”も無い気がする。
なんならジゴロにでもなって甲斐性のある女性をひっかければ良いのにと思う私の思考回路は、
もはや終わっているのでしょう…。
話は戻りますが、確かにクタ界隈でこの組み合わせを見た場合、ジゴロにひっかかっている女性である可能性は否定出来ないのだが、たとえそう思ったとしても口に出す事では無いと思うし、その前に一緒にいたのが私の旦那だったらこの問いかけに対してスルーされてはいなかったと思う。
本当、一緒に居たのが大らかなローカルの男友達で良かったなとつくづく思った。
それにこの彼は普段から日本人を相手にガイドをしているので、その辺もあっさりと聞き流し、その後も適当に喋ったりもしていた。
この時彼の事をフォローした方が良いのかなとも思ったのだけれど、ここで私が口を出すのも何か違うような気がした。
何といっても相手の観光客の人たちは南国にたった数日間の旅に来ていて、生活しているのとはかなりの温度差がある事も十分承知だったので、彼と同様私も聞き流す事にした。
そしてもやもやした気持ちを多少引きずりながらも、私は引き続きナシゴレンとビンタンビールを静かに堪能していた。
その後、一通り食事を終えてトイレに立ってまた戻って来た時、そのジゴロ呼ばわりされた男友達は、
私の分まで会計をささっと済ませてくれていた。
因みに私のトイレはそんなに長くは無い。
ところで数年前までは外国人が会計を…という風潮もあったけれど、最近は経済成長のせいなのか、ローカルが土地を切っては売って大金を得ているせいなのかは定かではないが…こういう現場にも少なからず出くわすバリ島。
かといってその日の私に関しては、食事をおごられる様な覚えは無かったし、ビンタンを飲んだのは私だけだった…。
多分、聞きはしなかったがこれは彼の静かな反論だったんだと思う。
俺はジゴロじゃ無いという。
理由はともかく、私はその友人のスマートな行動にはっとした。
そして私もそこは「ごちそうさま」の一言で済ませておいた。
ところでインドネシアでは”持っている人が出す”という風潮が根付いているので、それが外国人であろうがインドネシア人であろうが、基本的には出す事、出してもらう事に大きな抵抗は無い。
帰り際に失礼男に「じゃあお先に」と挨拶しておいた。
テーブルを見る限り、男友達の事をジゴロ呼ばわりした彼はゲコだったみたいだ。
「そしてさらに、今日は何処まで行くの?!」と相変わらずなテンションで失礼な台詞をまた一言つぶやかれた。
私はそんなに飢えたオバハンに見えたのだろうか…、だったとしたら反省したい。
「いや、全く飲み足りないのでこれからもう2件くらい飲みに行きますよ!! 良ければ一緒にどうですか?!」と私もそれなりの捨て台詞を吐いておいた。
そんなこんなで、ジゴロ呼ばわりされた彼のスマートな対応を素敵に思いつつ、
男あさりのオバハン扱いされたある日の晩御飯での出来事だった。
何はともあれこの日のジゴロ呼ばわりされた友人は、間違いなく隣の失礼なゲコ野郎(←暴言で失礼…)よりはよっぱど格好良かったと思う。
そんなこんなで、インドネシア料理ってどんなん?とたまに聞かれるので、最近撮った写真をUPしておきます。
ミーゴレン
ソトアヤム
アヤムベトゥトゥ
サテアヤム
プルプッ+サンバル
ピサンゴレン
アボカド
因みにこれはレストラン撮影の時に撮ったやつなんで、
普段私が食べてるローカルフードとは見た目が違います。笑
ジゴロ呼ばわりされた彼の”スマート”な対応 BALI

コメント
そのお店では、ミーゴレンよりもナシゴレンの方が美味しいから!っていう、チョー単純な理由かも?
そらさん、コメントありがとうございます。もう一度オーダーして確認してみたいと思います。笑
記事 とても 楽しく読ませてもらいました。 私も元秘境妻なので、あるある〜と 一人納得しています。
秘境妻さんんのクールな対応素敵です。私もありました。でも、まったくクールではいられず、、、
聞いてください。だって、その時は、Gland に3週間 サーフキャンプに行ってて、かなり昔ですので、設備も、、、で、バリに戻りちょうど久々に日本に帰るときでした。どうしても、マックが食べたくなり、ひさしぶりだったので(笑)機内に持ち込もうとしていたら、見ず知らずの中年日本人から、「あ〜やだね。バリで遊んで、日焼けして、現地のもの食べないでマックなんてね。」と。。秘境スンバワに住み、gland経由で久々に帰国のときにですよ==
確かに、時折帰るバリではじけました。が、、、、、
そして、黙っていられず、「水道、電気のないところからきてんだよ!あんた、マラリアわかってんの?」と(今考えると、何を言っているのか自分 笑)
結局、この変な(いえ私が変?)日本人は、それからは何も言わなかったですが、きっと 私の言ったことは理解してないと思います。
日本に帰って友達に、この話をプンプンしながら話すと、リゾート帰りの女の子に見えたってことよと言ってもらい、「あっ!そうなの〜」と急に機嫌直しました。