多分、自転車サーファーあるある。(湘南移住から一年経過)
子供乗せママチャリ、、
私の中で、特に乗りたいとは思えない乗り物だった。
上の嬢の子育てはバリ島中心だったので、ママチャリとは接する事なくやって来た。
だが日本への帰国が決まった時、下の坊はまだ2歳半…
実家は割と車社会の田舎なのだが、通学(職業訓練校)と保育園の送り迎えを一気に済ませる為、遂にママチャリデビューした。
その時初めて気がついたのは、下手に波に乗るよりもムズイかもしれないという事。
特に前カゴに荷物をいっぱい乗せている時は難易度が上がる。
これが車体が低いタイプか電動のやつならまだマシだったのかもしれないので、今から買う人はご参考までに…
ところで去年の今頃、まだママチャリ歴一年生だった時、湘南移住を機に私のチャリにもサーフボードラックが装備され、更に得体の知れない乗り物となった。
この自転車用のボードラックはバリのバイクにつける様な鉄のゴツイやつでは無くて、最新型の折り畳みも取り外しもワンタッチで出来るタイプなのだが、かなり精密な仕様になっている。それが原因で、今回の落下事件が起こってしまった。
というより、私自身のママチャリレベルの浅さに加え、またボードラックもバリバイクと左右逆な事で、より難易度が増していたと思う。
普段は徒歩で行けるポイントに通っていたのだが、少し波の大きい日に鎌倉方面まで足を伸ばしてみようと、買ってから全く使わないままだったサーフラックをママチャリに付けてみて、いざ海へと向かった。
慎重にバイパスを走っていた所、江の島辺りでラックが車輪止めに引っかかってしまったのだが、気にせずに前へと進んだ。
気温の割にはまだ水温が低く、セミドライを着ていたのがサウナスーツ状態になっていたから、とにかく早く入水したかった。
そのまま進む事数十メートル…江の島の境川を越えたあたりで、サーフボードがゴトンと突然道路に落下してしまった。
よく見るとラックの折りたたみ部分の溝が壊れてカチッとハマらなくなっている。
まだ海に入る前なのに、、
滝汗をかきながら、ただ呆然と立ち尽くしていた所、「大丈夫ですか?」と店から出て来て声をかけてくれた優しいおじさんお兄さんがいた。
「わぁーやっちゃったね」とすぐにお店から店長さんを呼んで来てくれた。
壊れたラックと板を見るなり、店長さんはすぐに本格的な大工道具を持って来てくれ、ボードラックの噛み合わせが曲がった部分の修理を始めてくれたが、どうみても大工さんの手つきにしか見えなかった。
良かった、これで板を置き去りにする事なく家に帰れる…ほっとした。
そして、5センチ程のボードの傷をお兄さんとお姉さんはリペアテープで浸水しない様にと直してくれ、隙間にワックスまで埋めてくれ、板は無事に今日海に入れる状態に!
お陰様でその日のうちに私は鎌倉高校前での初サーフィンをする事が出来た。
波はまぁまぁだった。
私を助けてくれた江の島のサーフショップ↓
こんな誰かの優しさによく出会える街。
自然の中でのんびり暮らしていると、心に余裕が生まれるのだろうか。
地価、物価が高いだけあって、心に余裕がある人達が住んでいるのだろうか…。
そんなアレコレを考えながら一年を過ごし、いつの間にか南国を思い出して嘆く事も減り、昭和感の残る街並みと、都会的な人達との、この微妙なバランスが心地良いと感じる様になっていた。
解体家屋から出た残置物↓フルリペア&塗装しましてん。
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