数か月前から噴火の危機迫ると言われ、危機感も失い始めていた頃でしたが、アグン山がとうとう噴火してしまいました。
日本に住んでいる友人・家族は「バリ島大丈夫??」とラインで安否を気遣ってくれたのですが、
私もアグン山の近くに住んでいる人に「アグン山大丈夫??」と同じ事を尋ねています。
それ位、実感が無いというか…影響が無いというか…バリ島南部はいつもと変わらない生活をしています。
噴火直後に私の住んでいるジンバランエリアには少し降灰があったものの、いつもホコリで汚い車が更に汚くなっていた程度でした。
ですが、標高のせいなのか、火山からは更に離れたウルワツエリアの方が降灰量が多かった気がします。
ようやく噴煙の落ち着いた日のSNSには、バリ島各地から撮影されたアグン山の写真が並びましたが、私自身もこの日初めて近所の丘からもアグン山がはっきりと見えるという事を知りました。
それにしても、こんなにも大きな山の存在にずっと気がつかずに生活していたなんて…自分の鈍感さ具合に呆れます…。
そんな鈍感な私が、ニュースでしか見ない”アグン山の噴火”をリアルに感じたのは”海”でした。
人がいない…正確にはいるけどめっちゃ少ない。
朝からビーチで本気で寝ていた人達も居ないし、
朝からワルンで本気でビールを飲んでいた人達も居ないし、
今日が人生初のサーフィンなのにも関わらず、やってきた大波を目の前にGo Go!!とインストラクターに叫ばれ、何の疑いもなく突っ込んで行ってしまったツワモノ達も……、
私もこんな感じでサーフィンを始めていたら、きっとすぐに辞めていたんだろうなと…波越しのお気の毒な光景を目の当たりにします。
…と、話がそれたけれど、これまでにぎやかだったバランガンビーチの大半を埋めていたのは”観光客”だったという事にも気が付きました。
いつもなら、コムスメンを学校に送った後に1時間半程サーフィンをして帰るのだけれど、そろそろ疲れたなと思って時計を見ても、まだたったの30分しか経っていなかったりして、人が少ない分絶え間なく波が回ってくる感じです。
そしてそんな状況を予測したのか、サーファーの友人から「不謹慎だけど今バリに行きたいわ」とのメールが…。
噴火や空港閉鎖のニュースを聞いて、今なら道路や海が空いているのでは無いかと予測するその辺りがツワモノですね!!
きっと初心者の時に大波に訳も分からず突っ込んでしまったとしても、続ける人は続けるのでしょう。
そう思うと、大波のフェイスへ向かって初心者サーファーを容赦なくプッシュしてしている”彼らへの憤り”みたいなやつが少し緩和された。
いまに噴火すると言われてから数ヶ月後、さらには警戒レベルが一段階下がってからの噴火だったのですが、
(この警戒レベルの下がる直前に専門家の人も火口壁が崩れ落ちたので噴火目前と警告していた)
今現在は噴火が一旦落ち着いて、空港も稼動しているそうです。
ですがこのまま収束してくれるのか、さらにパワーを溜め込んで爆発するのか、それは専門家にも分からないのだそうです。
アグン山が本気で噴火すると、世界の気温が下がる程の威力を持っている火山だそうなので、これ以上は本気出さないで欲しいです。
観光業で成り立っているバリ島に観光客が戻ってくる事を願うしか無いです…。
数か月前に子連れでメキシカンのお店Cacho's Mexicanに行ったら、アーティスト感満載のオーナーのおっちゃんが待ち時間に遊べるようにと色鉛筆と”自作の塗り絵”を持って来てくれたのですが、すっかりはまって食後もしばらく帰れなかった。
↓コムスメン 作
↓私もはまること30分
ところでおっちゃん、確かに普通の人には見えなかったけれど、予知能力でも持ってるんでしょうか??
アグン山の噴火以降、海もガラガラです。(+おっちゃんの予知能力) BALI

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