旦那はまた出稼ぎジャパンへ…&14年目の結婚式に行って来た。BALI

2か月以上もの自主休暇をとりインドネシアに一時帰国していた旦那が、また出稼ぎの為に日本へ戻りました。
現在、日本で働く旦那からの仕送りだけでバリ島生活をしている私達は、2か月間も仕送りの途絶えるこの時期を「プチ氷河期」とよんでいます。
そしてこの氷河期の間は撮っている写真が海色に染まるのですが(サーフィンと海水浴はタダなので…)最近の私の写真は青い…”ブルー”です。
ところで今回は片道チケットでインドネシアに帰省し、スンバの実家に帰ったりバリでサーフィンしたりしていた旦那さん…
そのうちサーフィンもしなくなったのでそろそろ出稼ぎに戻るのではないかと予想していた矢先、、、
「俺ちょっとフローレスの親戚のトコに行ってきて良いかな?!」
とか言い出したので、ついに溜め込んでいた一言が私の口を破って出てきそうになりましたが、
「そんなお金どこにあるんやーーーっ」とも、
「フローレスの親戚なんてもう20年近くも会って無くて顔も覚えてへんやろー!!」とも言いませんでした。
私が日本に帰省したい時にそれを言われたら困るので…。
 
その数日後、たまたまテーブルに置いてあったATMの私の利用明細を見た挙げ句、
「こんなお金のない家に長くいたく無いわっ」
と自ら言い捨て、日本帰国の為のチケットを探し始めました。
遅かったけれど気がついてくれてどうもありがとう!! 
私から「そろそろ日本へ帰って」とも言い辛いし、でも日本でハードワークをこなしている旦那に向かって「お金がないのよ」というセリフもなるべく言いたくなかったのよね…。
でもでも、察して欲しくてわざとATMの利用明細を机に置いたりしたんじゃ無いのよ、たまたまなのよーホントに。
「旦那(日本へ)帰ったの?! ホッとするねー」と、声をかけてくれる近い友人も…
「帰っちゃったの?淋しいね…一人で大変だね…」と、若干距離感のある友人も…
ブログを訪問して下さってありがとうございます。
 
という訳で前置きが長くなりましたが、旦那が帰国後のつい先日、バリ島在住で子供が3人もいる親戚のおじさんから「僕達日曜日に結婚式するから絶対に来てね、今家の前なんだけど出かけてる?」と電話があった。
おじさんはスンバ人で、奥さんはジャワ人、奥さんは”スンバに住めない嫁同盟”の一人で、割と近所に暮らしている。
またしてもおじさん…”訪問→電話”の順番を逆にしてくれれば良いのにな、と毎度の事ながら思うのだけれど、ご丁寧に家まで結婚式の招待状を持って来てくれたそうだった。
え……三人も子供がいるのに「誰とまた結婚するの?」と聞いたら、笑いながら
「今の奥さんと結婚するんだよ!!まだ結婚式していなかったから。」と言われて、驚きつつもホッとした。
そこの家庭は結婚当初にお金が無く結婚式が出来なかったそうで、前々からいつか結婚式をしたいと思っていたそうだった。
とは言っても、結婚後14年目の結婚式ってどんな感じなんだろう?!と、想像してみた。
いつもなら招かれたローカルの行事にはなるべく参加しない方向へと持って行くのだけれど…今回はちょっと楽しみだった。
 
迎えた当日、挙式の時間帯はコムスメンのお友達のバースデイパーティーがあったので(そちらのほうが豪華だったけれど…)
その後にスンバのおじさんとスンバに住めない嫁同盟のおばさんのパーティー会場に到着した。
GoogleMapにも載っていないアスファルトの無い道を進むと、かなり手前から路上駐車の車とバイクであふれかえっていた。
因みにおじさんの自宅は手作りなので、土地だけをレンタルし、住みながらコンクリートやタイル、屋根などの材料を購入しては
バージョンアップしつつ暮らしていくというスタイルだ。
 
開始から1時間ほど遅れの到着だったので、既に前半分はダンドゥットという、”演歌調でテンポはノリノリなインドネシアの曲”(自分で言うのもなんだけど、簡潔でかなり分かりやすい説明)でダンスパーティーが始まっていた。
過去にスンバ島での結婚式に(ファミリーだと名乗る人に)招待されたとき、参列者が800人もいたのにも関わらず、新婦以上に注目されてしまったという苦い経験があるので、なるべく地味な服を着て目立たない様にパーティーの中にしのび入ったつもりだったけれど、即座に新郎新婦に発見された。
ただちに親族席みたいな所に座らされ、人見知りのコムスメンと2人、壇上で盛られたご飯を食べる事になってしまったが、そんな事位で食事が進まない程私達の心臓はヤワでは無くなってしまっている。
ノリノリな曲と共にダンスが白熱して、バイクの後ろにまたがるのもやっとなおばちゃんまでもが腰を入れて踊り始めた。
 
 
1枚目 間違って新郎新婦の間に入ってしまった…しかも私が新婦っぽい。
2枚目 あらためて”新郎新婦”
 
親族席から撮ったムービーをインスタの”ストーリー”(24時間で消えるタイムライン)に投稿してみると、普段はコメントの来ないインドネシア人の友人達がコメントをくれた。
「インドネシアのダンドゥットだよ。」とか…
知ってる!! まだ踊れないけど…私がこのノリの中にいる事が”意外”だと思われたみたいだった。
 
私は過去に結婚式の撮影をしていたせいか、どうしても”非日常的な部分”とか”切り取った綺麗な部分”を残してしまいがちだけれど、私の日常生活はむしろダンドゥット寄りで、ジャズが流れているようなオシャレなお店にはたまにしか行かない。
日常をアップとか言いながら、全く日常を残せていなかった事に気が付いたので、これからは意識して本当の日常を切り取って行きたいと思いますので、お腹の弱い方は正露丸を用意しつつ、Instagramをフォローして頂けると嬉しいです↓↓
 

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