インドネシアって何に関しても緩いめだと思っていたんですが、学校に関しては意外とそうでもないという事に気付き始めました。
学校(といってもまだ幼稚園ですが、こちらでは学校と呼ぶ)に通い始める前は”生徒と先生も一緒に遅刻”位の緩さかと思っていたけれどそんな事は全く無いし、先生に関しては遅刻欠勤など一切無いし、それ以外の連絡事項なんかもかなりキッチリな感じです。
そんな意外とキッチリとしていたバリの学校生活の中でも特に私(保護者)のハードルを上げているのは”宿題”
年中5歳の子供の宿題なんて親が一緒にしない限りは永遠に終わらないので、これは親に課せられている宿題という事にもなります。
今日は何となく、これを難易度の低い順から並べてみたいと思います。
毎日のお弁当 難易度…★☆☆☆☆
これが割と苦手な分野で、しかも放課後クラスのある日は1日に2回必要になります。
(この放課後クラスに入ると、通常11時半までの所、15時まで延長で子供を預かってもらえるので、ほぼ全てのクラスに参加させ中。)
しかも金曜日のヘルシーフライデーに関してはおかず一品が指定され、辞書でその単語を調べる所から始まったりもしますし、近所で見つからずに探し回る羽目になったりもします。(しかもだいたい子供は食べないモノ)
私が学生の時は”キャラ弁”こそは無かったものの、こだわり性な母がキャラ弁並みの”スゴ弁”を作ってくれていたので見習いたいものですが、なかなか出来ずに弁当箱に買って来たパンを袋ごと入れて終わったりする日もあります。
でも、機会があってよその子のお弁当を覗いた所…クラッカーにバナナ一本とか、全面ナシゴレンとか…バリ島の弁当箱なんて皆そんなもんでしたょ…。
ですが最近になってから、クラスのママさんがお弁当代行屋さんを始め、かなり負担が軽減されているので、難易度は★1つ。
育てる系 難易度…★★☆☆☆
先月のアースデイとかいう日には、
「この種を発芽させて、月末までの持って来てね。育てる容器にはペットボトル等のリサイクル製品を使ってね。」
という宿題が出されました。
これ(タイヤ)やりたかったけど…
ペットボトルに埋めた種から、次の日には芽が出てグングンと成長したので、よっしゃーーーっと思っていましたが、他の子(というかママ達)の育てた芽の方が数倍大きくて完敗でした。
でも楽しかったので難易度は★2つ。
左から、うちの子→うちの子(成長途中)→他の子のん
算数の宿題 難易度…★★★☆☆
小学校1年生ならともかく、TKクチル(日本だと年中さん)で、これは難問すぎるのでは…?!
足し算全問不正解!!!!
しかもこれはコムスメンの学校特有のカリキュラムではなく、インドネシアの文科省的な所(?!)から求められるカリキュラムに準じているのだそうで、それをこなさないとインドネシア側の卒業証明書の発効がどーのこーのと…細かい事はよく分からないけれど幼稚園にしてレベル高すぎ!!
それなのに、この国に計算が出来ない人が多すぎるのは何故なんでしょう…。
近所のお店でrp.7000の支払いだったとして、良かれと思って(おつりがrp.5000になるように)rp.12000を出したりなんかすると、高確率で混乱されますのでご注意を。(例外も15%位はいますけど…。)
突然言い渡されるドレスコード 難易度…★★★★☆
インドネシアの学校って曜日によって制服が変わったりするのですが(コムスメンの学校は2種類しかない)何かのイベントごとにまた別の服を調達しなければいけなかったりします。
クリスマスは”緑か赤”の服、
チャイニーズニューイヤーは”全身赤”で、
さすがに2年目ともなると、インドネシアの国旗の色”上が赤で下が白”とか、バリ島民族衣装のクバヤ位はささっと用意出来る位になりますが、そのドレスコードが親にまで言い渡される事もたまにあります。
今回は……”ジャングルテーマ”
「木の色で茶色とか緑とか、もしくはアニマルとか、無いわーー」とぼやいていると、「今はいてる…」と薄ピンクのヒョウ柄パンツ(自分で言うのも何ですが決して下品な感じでは無いです)を履いていた自分がいました…。
雨季なのに、クマと子ともでフォトツアー 難易度…★★★★★
”順番に回ってくるクマのぬいぐるみと一緒に写真を撮り、一冊のストーリーを仕上げる”という宿題が、まさかの雨季に回ってきた。
しかも期限は1人4日という納期にも関わらず、皆きちんと仕上げてくる…。
コムスメンのクラスには、ホテルとかレストラン、お洒落な自宅で撮影した感じの写真が並んでいたけれど、ウチは”いつもの海”で…半年振りに恐る恐る出してきた一眼のシャッターが一応下りた事にホッとした。。。
コムスメンが自主的に”思い出のクマさんの絵”を描き始めたので、何とかストーリーはまとまりました。
こんな感じで突然難題が出されたりもするバリ島の学校に通い始め、親達は想像以上に教育熱心な事が分かったり、私もついていくのに必死だったりしますが、ふとクラスの中でmoanaの新曲を娘が歌い始めた時、担任の先生はすかさずムービーを撮り始めたんだよと娘が言っていました。
わが子が初めて歩き出した日、携帯のムービーボタンを慌てて押したあの日みたいに、先生が自分達の子供を見てくれているんだと思うと嬉しくなりました。
バリ島の学校の宿題が割と”むちゃぶり”な件

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