こんにちは、スンバでは相変わらずミラクルな事件に遭遇していますが…。
実はこの間ショッキングな事件が起こりました。
「裏で家を動かすから見においでーー」と小学生に呼ばれ、頭にはてなマークを浮かべたまま現場に行くと、
家そのものに穴が4つ、そこに太い棒2本が突き刺され、男性10人がその棒を持ち上げて家を数メートル程動かしました。
まるでみこしの様に!!
何でも裏に新しい家を建てるから、移動させたんだと…
それにしても軽いっ、家って頑張れば持ち上がるんですね、皆さんも一度試してみては…。
さて、問題はその後の事でした。
その動かされた”家みこし”の横にて実は遂に恐れていた○○の屠殺現場に遭遇してしまいました。
市場で○○が売られているのは知っていたので、まぁそうなんだろうとは思っていましたが、ショックです……。
この島では鶏や豚の屠殺現場を目の当たりにする事も多いので、少しずつ見慣れてはいっていたものの、まさか○○をこんな風に屠殺するなんて(泣)
徳川綱吉さんが見たらきっと卒倒して倒れるに違いないです。
全員ではないですが、山の方では寒さを凌ぐ為に食べている人もいるそうです。
○○が多いですが、ご察し頂けるかと思います。
そしてさらに…ショッキングな出来事は続くもので、3日前の朝私は突然の胃痛に襲われました。
しかもかなりの激痛!!!
BALIのどローカルな屋台でいくら食事しても、同じ屋台のココナッツジュースを飲んだ友人がアメーバ赤痢になった時にも、同じお皿のご飯を食べた友人がまたしてもアメーバ赤痢になった時も反応しなかった私の胃が、スンバ島では遂に反応してしまったのでした!!!
原因は分からない、というか今の生活に於いて残念ながら全ての食事が心当たりに当てはまる……。
本当に胃のカタチってキャベジンのCMで見るあのカタチなんだと確信する程に胃が丸ごと痛く、まるで雑巾の様に胃を絞られているかの様な痛みが数分置きにやって来て…。
そうだ、これはあの陣痛の時のしかもクライマックスの痛みに近いのが胃の上の方でおこっている様な、きっと男性には耐えられないであろう位の痛みだった。
そして次第に熱も高熱と呼べるレベルに達した。
ベッドに倒れ込んだ私を義理ママたちが見るなり、これはマラリアじゃ無いかと言い始めた。
マラリアは高熱よりも胃痛から始まる事も多いらしい。
これがあの恐れていたマラリア!!!!
やがて息をするのも苦しくなって、何故か手足がしびれ始め、指先から順にサーフィンで足をつった時の様に手足が固くなり変形していった。
義理ママが必死で手をマッサージしていたけれど、感覚もほとんど無くなった。
同時にこれがマラリアの始まりなのかと恐怖に襲われていった。
しかもとてもタイムリーな事に、私はちょうど前日の夜にふと気になった”マラリア熱”について色々とwikipediaで調べていたところだった。
その前日のインフォメーションによると、マラリアといっても4種類が存在し、人によってもその症状の出方は様々だが、早期発見・早期治療が早い回復に繋がる…のだとか。
実は世界の人口の40%はマラリアの危険地帯に住んでいて、貧困家庭はその家計の25%をマラリア対策に当てている…とか。
しかしスンバ島においてはこれだけマラリアが蔓延しているのにも関わらず、AUTAN(虫除けクリーム)がほとんど売られていないのは、経済的事情によるものなのかもしれない…。
そんな事を考えながらかれこれ4時間が経ち、ようやくまともな会話が出来る程度に落ち着いた。
一刻も早くマラリアの検査の為に病院に行きたかったのだが、夕方4時までは開かないらしく、仕方なくそれまで待つ事にした。
手足が固まり始めた時は今度こそ死んでしまうのだろうかと思ったけれど、人は意外と死なないという事もインドネシアの生活を通して知っている。
そして私同様にインドネシアに在住しているほとんどの人が、一度や二度は死ぬかと思った経験をしているのではないだろうか…。
いや、ジャカルタの駐在員ならばそんな危うい場面に直面する事は無いのかもしれないが、バリ在住の人なら数年に一度くらいは何かに於いて”死ぬ”かと思う現場をスルーしているに違いない。
そして私の知る限り、ここスンバ島ももはやインドネシアと一言では呼べない。
そう、インドネシア語の流通したリトルアフリカ、そう思った方が何かとしっくりと来る気がした。
私もオロオロせずに、結果を受け止めようと決心した。
色々調べた結果、一旦熱がひいたという事はおそらく、三日熱か四日熱マラリアだろう…。
どちらにしても重症化する事はあまり無いそうでホッとした。
それにしても、これだけマラリアを恐れ、これだけ虫除け対策をしていて、
きっと私はスンバいち、虫除けスプレーを消費しているに違いない。
それなのにあっさり感染してしまうとは、皮肉なもんだなと思った。
そして待ちに待った夕方、血液検査に訪れた病院はあまりにも雑然としていて、というかあまりにも古くて汚くて、愕然とした。
正直、ここが日本なら公衆トイレでも入るのを控えるレベルだった…。
しかし郷に入っては郷に従えというし、検査だけだと割り切って飛び込もう。
ただもし注射針が使い回しだったりしたら速攻で断ろうと思った。
通された病院の一番奥の部屋、その検査室には何と……壁が一面無かった。。。
壁が無いというか壁一面の大きな扉があるのだけれどそれが全開だったので、私はほぼ空の下で血液を採られる事になった。
幸いにも針は新しいパッケージから出されたので安心したのだが、なんだろうこの画鋲…と思っているうちに、「ちょっと痛いよ」と声を掛けられそのまま指先をブスッと突かれた!!!
いったぁぁあぁぁ〜〜
何この採決方法は(泣)
義理妹曰く、普通は腕だがマラリアは指から採血するらしい…。
どうでも良いが痛い(涙)
家庭科の時に針で指を刺してしまったあ時の、あれの数倍痛かった。
そして血の出た指先をガラス板に押し付け、それを医師が顕微鏡で見るというシステムらしい…。
私は医療の事は何も分からないけれど、おそらくこれが最新の方法でない事はすぐに分かった。
検査費用のRp7000(約70円)という超良心的な代金を払い、後は検査結果を待つのみ。
検査結果は分かり次第携帯にSMSで送ります、と言われた。
なかなか良いシステムだと思った。
パート2に続く…
露出を上げると実は大量のゴミ草原なのだ…ここもか!!
ところで、8月15日は終戦記念日でした。
インドネシアでは2日後の独立記念日に向けて、着々とお祭りの準備が進んでいます。
そうです、日本の敗戦後の8月17日、直ちに独立宣言を行ったこの日がインドネシアの独立記念日になっています。
カラフルな旗と国旗が軒並みに掲げられ、きっと想像以上のお祭りなんだろうと想像出来ます。
スンバではそこら辺の落書きの中にも独立記念日の17.08.1945 MERDECAと誇らしげに書かれてあったりもします。
過去にインドネシアの歴史に迫ったブログを書いています。
主に第二次世界大戦についての記事ですが、興味のある人は見て下さい。
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