旦那と娘は秘境へと旅立った。独身生活?! BALI

という訳で、旦那と娘はVISA待ちの私を残し、スンバ島へと一足先に旅立って行きました。
そして只今バリ島にて、つかの間の独身生活を堪能中…。
1年半ぶり、娘が生まれて初めての、娘のいない生活。
心配事が無い訳では無いけれど、電話先の娘はスンバ島に適応し始めたみたいだし、
結婚してから初めての一人時間に少しほっとしている。
 
こういうのもありなんじゃないかと…そしてそれはインドネシアに移住を進めた理由の一つでもあり、
日本での家事・育児の多忙さや、待機児童問題を目の当たりにした私のゆるやかな決断だった。
まぁ何よりも、今の環境を与えてくれた旦那と、インドネシアの緩いシステムにも感謝している。
 
スンバでは食べられ無さそうな物を食べ、
スンバには無さそうな酒を飲み、
会っておきたい人に会い、
 
しかしこの一週間の間に、クレジットカードとサーフボードラックとキーケースを無くすという大失態をおかしてしまいました。
責任感を失った今の私は完全にヌケヌケです…。
 
 
そして向かったウルワツサーフィンで、私は久々に自分と向き合う事に、、
1ラウンド目、3時間でたった3本の波に乗り、カメラマンにライディングの写真を見せて貰ったところ…
 
 
1本目は自分の乗るわずか3m後ろが綺麗に巻いていたのに、ビビった私は走り過ぎて無難すぎるライディングを…
2本目はショボすぎて写真もありませんでした。
3本目はそんなに激しく無いリップに当て込まず、プルアウトしていました。
チャレンジせず無難に波に乗り、転ばずに終わったものの後で後悔する…。
何だかそれが自分の今までの人生の様にも思えて来て、情けなくなった。
 
 
それから私の反省は3時間続きました。
1杯のコーラを飲みながら、ただひたすら色んな人の乗る波を目で追いかけ、
色々と考えて、考えているうちに、何をウジウジ考えているのかと思うとアホらしくなって来た。
明日にもチャンスはあるけれど、今日もう一度チャレンジする事も出来るなとふと思いついた!!
 
 
そして入った夕方の2ラウンド目のファーストライド。
ロータイドのウルワツ コーナーで、何とチューブを抜けた!!
 
 
サーフィンでは初のチューブだった。
ボディーボードでは何度か入った事があったけれど、10年前の八丈島、バリのエアポートレフト、千葉サンライズのあの瞬間は、今でもくっきりはっきり覚えている。
 
そして忘れられない瞬間がまた一つ出来た。
 
 
この後アウトに向かってゲッティングしながら、嬉しくて嬉しくて泣きそうになった。
 
 
前日の夜にSkypeで長々と喋った友人とまた、去年亡くなった友人の事を話していたら、
頭がいっぱいになって眠れずに、一緒に過ごした海での思い出がどんどん蘇ってきて、
だからこれはもしかしたら、天国からのプレゼントかもしれないと思った。
 
 
その友人も今では独立して、ガーデンデザイナーをしているのだけれど、
「商売ってオモロイで、人が喜んでくれる事を考えてそれを必死にやれば、お金も貰えて人も喜んでくれる」と言っていた。
その友人を含む、若い頃につるんでいたあのメンバーとの思い出は、今でも私の事を支えてくれている。
皆、パワフルで最高の仲間だった。
 
「イメージ出来たものは後で絶対カタチになるから」と言われた次の日、小さな夢が本当にカタチになった。
そのバレルの瞬間を思い出しながら、スタンスのおかしさを反省したりもしながら帰る途中、旅立った友達の笑顔がふと蘇ってきてまた泣きそうになった。
 

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