ついに恐れていた大寒波が来ましたね。
先週末にガスファンヒーターを買った私の勘、相変わらず冴えてます。
ただ、私の気分的には年末辺りから既に寒波入りしてまして…
年末に元々請け会社の倒産があったり、
年始には元請け会社の倒産があったり、
共倒れというやつなんでしょうか…
今年は建設業と運送業の倒産ラッシュが始まるのでは無いかと聞きましたが、大丈夫なのか我が家。
と、近況はド吹雪いていますが、
スンバ島の馬小屋で泣いていた過去と比べればまだまだイケるはず。
今年はどん底からの逆転を目指して行きますので、よろしくお願いします。
本題ですが、
日本に本帰国してから1年半が経ったものの…
この国で生きて行くんだという思いとは裏腹に、私の頭にこびり着いて離れてくれないインドネシアの記憶の断片たち…
冬はその一途な想いが更に強くなってしまいます…
そしてこの”南国に戻りたい病”を患っている、患者達とたまに”バリ島会議”を開く事が、
今や私にとっては必要不可欠な時間となっています。
ここでは、元〇〇中毒患者の会…の様に、自分の状況を人に話し気持ちを吐き出す事や、
それに対して客観的な意見を聞いたり、共感し合ったりする、いわゆるただのお茶会です。
バリ島からの帰国者だったり、インドネシア人の妻(元妻)だったり、そんなただ一つの共通点に過ぎないのだが、
だいたい価値観や悩みの部分が一致しているから、話は尽きることなく続きます。
去年、関東に移住して来てからは度々バリ島会議を兼ねて、このインドネシア料理屋さん”CINTA JAWA CAFE(=チンタ ジャワ カフェ)”へ通っています。
関東エリアに既に数店舗(秋葉原・関内・平塚・大宮)展開中。
ランチなら30分、ディナーなら1時間程度のわずかな時間だけれど、
ここで私たちが味わいたいのは”インドネシア料理”だけではなくて、”インドネシアの空気感”だったりもするんですよね。
お店に入るなり、壁側に積み上げられてまだ片付けられていない段ボール達をよけて椅子に座り、
ほぼ日本語の喋れない店員のおじさんが注文を取りに来てくれたのだが、
もしお客さんがインドネシア語を話せない場合(そのパターンの方が多い気がするが)
このおじさんは大丈夫なんだろうか…と心配になる。
そして、今にも隣の椅子に座ってたばこでも吸い始めそうな距離のつめ方をされ、バリ島の記憶が蘇る。
そんな光景に、もしやここはインドネシアなのかと錯覚しそうになる感じが心地よい。
最近のストレスフルだった出来事や、
朝起きるとワインのボトルが空になっていたという事態(犯人は自分)を受け、
私のこの日のランチは胃にも優しいBubur Ayam(ブブールアヤム=インドネシア風のおかゆ)をチョイス。
インドネシアでは上にUsusu Ayam(ウスス=鶏の腸?)のサテが乗っかってくるが、ここでは鶏皮だった。
私の行きつけだったお店、ヌサドゥアのithonスーパーの前に夕方だけやって来てはすぐに売り切れる、美人のお姉さんが売っているBubur Ayamの事を思い出しながら、インドネシアでの思い出に浸った。
因みにそこに並んでいる客はほぼ男性だった記憶がある。
そして、チンタジャワカフェでのランチを堪能しながら、気が付けば店は一番忙しい正午の時間に差し掛かり、まだ日本に慣れていなさそうな店員のお兄さんはパニックになりそうだったので、手伝いたい気持ちでいっぱいになってしまった。
ひと段落したのを見計らい、この日の食後はKopi(バリコーヒー)とデザートのココナッツぜんざいを頼む事に。
私は、若い店員さんの運んできたコピがあまりにも溢れていた事がツボだったが、
友達は、運ばれてきたデザートに最初からスプーンが刺さっていた事がツボだったらしい。
どちらにせよ、たった1時間の滞在時間で色んなミラクルがおこるインドネシア料理店。
味もさることながら、その空気感が私たちに、
「そんなにちゃんとしなくて良いんだよ」
「頑張らなくてもいいんだよ」
と語りかけてくれている様な気がして、例えお支払い金額がインドネシアの5〜10倍だとしても、多少日によって味が違ったとしても、また来てしまうのだろう。
サービスの裏側にある何か、そのぼやっとした部分に惹かれてしまっている自分がいる事に気が付く。
デザートも食べ終えた所で、最初の店員のおじさんがお皿類を下げにやって来て私たちに話しかけて来た。
何でもそのおじさんは、日本にもう7年間も住んでいるのだと言っていた。
驚いたのは、思っていたよりもだいぶん在住歴が長かった事。
日本に住んだ事も来た事すらも無いビーチボーイ達が日本語をペラペラと話す事を、どう解釈すれば良いのだろうか…
そんな疑問がふと浮かんだインドネシア料理店でのランチタイムで、この日も少し元気を取り戻す事が出来ました。
追記
そういえば、バリ島のハンバーガーはナイフが刺さって出て来るのがミラクルだった
↑こんな海バック、プールバックな日常に、戻りたくなります…
日本でインドネシアな気分に浸れる場所(チンタ ジャワ カフェ)

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