スンバ島にもブラックマジック?!【Part1】恐怖のローカル病院 SUMBA

スンバ島生活

こんにちは、スンバ島では相変わらずミラクルな事件に遭遇していますが、実はこの間ショッキングな事件が起こりました。
「裏で家を動かすから見においでーー」と小学生に呼ばれ、よく意味も分からないままに現場に行くと、家の壁四隅に穴が4つ、そこに太い棒2本が突き刺され、男性10人がその棒を持ち上げて家を数メートル程動かしました。
イメージしづらいかもしれませんが、まるでみこしの様な感じでした!

何でも裏に新しい家を建てるから移動させたんだそうですが…
それにしても軽いっ、家って頑張れば持ち上がるんですね!皆さんも一度試してみては。
さて、問題はその後の事でした。
その動かされた”家みこし”の横にて実は遂に恐れていた○○の屠殺現場に遭遇してしまいました。
市場で○○が売られているのは知っていたので、まぁそうなんだろうとは思っていましたが、流石にショックでした……。
徳川綱吉さんが見たらきっと卒倒して倒れるに違いないです。
全員ではないですが、山の方では寒さを凌ぐ為に食べている人もいるそうです。
○○が多いですが、ご察し頂けるかと思います。

そしてさらに…ショッキングな出来事は続くもので、3日前の朝私は突然の胃痛に襲われました。
しかもかなりの激痛!!

●BALIのどローカルな屋台でいくら食事しても
●同じ屋台のココナッツジュースを飲んだ友人がアメーバ赤痢になった時にも
●同じお皿のご飯を食べた友人がまたしてもアメーバ赤痢になった時も反応しなかった私の胃が、スンバ島では遂に反応してしまったのでした!

原因は分からない、というか今の生活に於いて残念ながら全ての食事が心当たりに当てはまる…。
本当に胃のカタチってキャベジンのCMで見るあのカタチなんだと確信する程に胃が丸ごと痛く、まるで雑巾の様に胃を絞られているかの様な痛みが数分置きにやって来る…。
そうだ、これはあの陣痛の時のしかもクライマックスの痛みに近いのが胃の上の方でおこっている様な、きっと男性には耐えられないであろう位の痛みだった。
そして次第に熱も高熱と呼べるレベルに達した。
ベッドに倒れ込んだ私を義理ママたちが見るなり、これはマラリアじゃ無いかと言い始めた。

マラリアは高熱よりも胃痛から始まる事も多いらしい。
これがあの恐れていたマラリアなのか?
やがて息をするのも苦しくなり、何故か手足がしびれ始め、指先から順にサーフィンで足をつった時の様に手足が固くなり変形していった。
(後で考えると、脱水症状かもしくはパニック発作だったと思う)
義理ママが必死で手をマッサージしてくれたけれど、感覚もほとんど無くなり始めた。
同時にこれがマラリアの始まりなのかと恐怖に襲われていった。

しかもとてもタイムリーな事に、私はちょうど前日の夜にふと気になった”マラリア熱”について色々とwikipediaで調べていたところだった。
その前日のインフォメーションによると、マラリアといっても4種類が存在し、人によってもその症状の出方は様々だが、早期発見・早期治療が早い回復に繋がる…のだとか。
実は世界の人口の40%はマラリアの危険地帯に住んでいて、貧困家庭はその家計の25%をマラリア対策に当てている…とか。
しかしスンバ島においてはこれだけマラリアが蔓延しているのにも関わらず、AUTAN(虫除けクリーム)がほとんど売られていないのは、経済的事情によるものなのか、はたまた面倒くさいだけなのか。
そんな事を考えながらかれこれ4時間が経ち、ようやくまともな会話が出来る程度に落ち着いた。

一刻も早くマラリアの検査の為に病院に行きたかったのだが、夕方4時までは開かないらしく、仕方なくそれまで待つ事にした。
手足が固まり始めた時は今度こそ死んでしまうのだろうかと思ったけれど、人は意外と死なないという事もインドネシアの生活を通して知っている。
そして私同様にインドネシアに在住しているほとんどの人が、一度や二度は死ぬかと思った経験をしているのではないだろうか…。
ジャカルタの駐在員ならばそんな危うい場面に直面する事は無いのかもしれないが、バリ在住の人なら数年に一度くらいは何かの場面で”死ぬかと思う現場”をやり過ごしているに違いない。

そして私の知る限り、ここスンバ島はもはやインドネシアと一言では呼べない。
そう、インドネシア語の流通したリトルアフリカ、そう思った方が何かとしっくりと来る気がした。
私もオロオロせずに、この結果を受け止めようと決心した。

色々調べた結果、一旦熱がひいたという事はおそらく、三日熱か四日熱マラリアだろう…。
それにしても、これだけマラリアを恐れ、これだけ虫除け対策をしていて、きっと私はスンバ島で一番に虫除けスプレーを消費している。
それなのにあっさりと感染してしまうとは、皮肉なもんだなと思った。

そして待ちに待った夕方、血液検査に訪れた病院はあまりにも雑然としていて、というかあまりにも古くて汚くて愕然とした。
正直、ここが日本なら公衆トイレでも入るのを控えるレベルだった…。
しかし郷に入っては郷に従えというし、検査だけだと割り切って飛び込もう。
ただもし注射針が使い回しだったりしたら逃げて帰ろうと思った。
通された病院の一番奥の部屋、その検査室には何と…壁が一面無かった!
壁が無いというか壁一面分の大きな扉があるのだけれどそれが全開だったので、私はほぼ空の下で血液を採られる事になった。
幸いにも針は新しいパッケージから出されたので安心したのだが、なんだろうこの画鋲…と思っているうちに、「ちょっと痛いよ」と声を掛けられそのまま指先をブスッと突かれた!
何という採血方法だ、しかも痛い(泣)
義理妹曰く、普通は腕だがマラリアは指から採血するらしい…。
どうでも良いが痛い(涙)
家庭科の時に針で指を刺してしまったあ時の、あれの数倍痛かった。
そして血の出た指先をガラス板に押し付け、それを医師が顕微鏡で見るというシステムらしい…。
私は医療の事は何も分からないけれど、最新の方法ではない気がする。

検査費用のRp7000(約70円)という超良心的な費用を払い、後は検査結果を待つのみ。
検査結果は分かり次第携帯にSMSで送りますと言われた。
なぜかその通知システムだけは近代的だった。

パート2に続く…

 
これは海で漁師さんから買った新鮮な魚

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