最近渋滞しがちなジャランウルワツでたらたら坂道を下っていると、何と後ろから走って来たバイクに突っ込まれました。
衝撃を感じてバックミラーを見た時には、2ケツの後ろに乗っていたであろう人が、道路の真ん中に転がっていました…。
悪夢は蘇りました。↓↓は2年前の今頃…
バイパスで何と、ひき逃げされました!! BALI+SUMBA
これは一大事かもしれない…相手は確実に怪我はしているだろうと思い、慌てて車から降り、覚悟をして後部へまわった!!
すると濃い顔の運転手の男性は私の顔を見るなり慌ててエンジンをかけ、さっき転がったはずの後部の濃い顔の男性も元のポジションによじ登り、何事も無かったかの様に走り去って行きました。
確かに目は合ったのに!!
ものの数秒間の出来事で唖然としました。
こけた男性を手助けした近くにいたおっちゃんも、驚きのあまり声も出せずに棒立ちでした。
もし私がこのバイクのどちらかだったとしたら、ショックで道路に泣き崩れていたと思います。
というか、インドネシアの人達って事故ると男性でも道路で泣き崩れてたりしませんか…そんなイメージなんですが。
きっとこの濃い顔の人達の中では、ちょっと田んぼに落ちたわぁ位の軽い出来事だったのでしょう…強い、ツワモノだわ…。
この、自分では消化しきれない謎の出来事を誰に伝えたら良いのか分からず、とりあえず日本で出稼ぎをしていた旦那へ電話し詳細を告げると、
旦那からまたしても不可思議な返事が返って来ました。
「それ相手ティモールかスンバ人やろ!!」
何故分かったのでしょうか…その断言できる自信はどこから!!
あのエリア(インドネシア東部)の人達と接している中で、最近になってようやく私もティモール人やスンバ人など”THE東部の顔”というのが分かるようになって来たのですが、今回の逃走男たちは恐らくスンバからの出稼ぎの人達だったと思います。
そして続けて旦那は「まぁしゃあ無いな、あいつらと喋った所で何も出てこんし」との謎発言。
”何も出てこん”というのは、修理代を請求出来ないという事らしいのですが、私も走っていた訳だし逆に請求されなくて良かったわ。
スンバ島では怪我うんぬんというよりは、車体に傷をつけて修理代を払えない場合は体を張ったケンカになる可能性が高いそうで、それを恐れて逃げたのではないか?という結論になりました。
怖い、今更だが色々と怖いインアドネシア。
確かに、車体価格でいうと彼らのバイクよりは車のほうが明らかに高額にはなる…
だが私にはあの濃い顔の人達と張り合うなんて出来ないしする訳も無いのに…
ともかく、彼らは逃げて行きました。
そんなツワモノだらけの島、スンバから来ていたファミリーも(結局10日以上滞在した後に)無事島に帰り、ほっとしたのも束の間、今度は雨漏り修理のトゥカン4人が家に押し寄せ、何故か分からないけれどほうきが2本も折れ…その他もろもろ色んな物が壊れ、家もドロドロになりましたが、
今のところ雨漏りは直っているみたいなのでまぁ良しとします。
でも、そもそもほうきって普通に使っていれば折れませんよね??
そのほうきで折れる兆候全く無かったんですが…
何に使ったのかも不明だわ。
そしてトゥカンが2週間の工事を終えたと思ったら、ついに4か月間日本で出稼ぎをしていた旦那が正月休みを兼ねて戻って来ました。
確か去年北海道から戻ってきた時は、日本人ぽくなって帰ってきたのですが、
今の日本での現場仕事は全員がインドネシア人ならしく…
日本から帰って来たにもかかわらず、すっかりインドネシアモードで、
家のことは何もしてくれない!!! 石像なのか!! いや石像なら部屋汚さんか!!
ホント、今住んでいるという寮の汚い環境が想像出来ました。
脱いだものは脱いだ場所で部屋の至るところに放置され、食後も動く気配が無く、
旦那のバースデー用に一応用意した小さいケーキを渡したら、ガラクタの山の上で広げようとしたので、
私が「ちょっと待てーー!! この散らかった感じでケーキ食べて美味しいと思う??」って聞いたら、
「全然平気!! 俺日本でごみ屋敷いっぱい見て来たから、この部屋余裕で綺麗やし♪」と言い返された。
今回の出稼ぎでは旦那は解体屋さん+ごみ屋敷の片づけをしていたそうで、悲惨な写真を私も何枚か見たのでした。
※ちょっとアップ出来ないレベルですが…写真を見る限り、山というよりゴミで埋まった箱にトンネルを掘りながら突き進んで行く様な感じです。
そんな事はどうでもいいけど、
「せめてゴミはゴミ箱に捨ててくれ。服はカゴに入れてくれ。それ以上は私がやるから。」
と言う訳で予定は一ヶ月の共同生活は、まだ始まったばかりです。
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